見積書は、その工事にいくらかかるかを示すものです。お客様が承諾すれば、 拘束力を持ちます。

帳票は必ず案件の中で生まれます
新規帳票は、二段階で尋ねます。まずどの案件のためですか?、次に 何を作成しますか?です。宛先、施工場所、件名は案件から引き継がれます。 そのため、案件なしでは作れません。まだ案件がなければ、ダイアログが案件の 画面へ案内します。
新規に作成できる帳票は7種類です。見積書、概算見積書、注文請書、納品書、 請求書、出来高請求書、レター。ほかの帳票は、すべて先行する帳票から作られます。
エディターには広い画面が必要です。 768ピクセル以上です。スマートフォン では使えません。Zirko は操作できない画面を出す代わりに、そのことをはっきり 伝えます。

上から下への構成
ヘッダーカード(宛先、担当者、日付、役務提供期間、件名、施工場所)→ 表の前のテキスト → 内訳明細 → 集計欄 → 表の後のテキスト。
「担当者」はここではお客様側の連絡先です。この帳票について自社側で連絡が つく人は、これとは別に、日付と役務提供期間のところにある「当社の担当者」 で選びます — 初期値は、オフィスライセンスを持っていれば、その帳票を作成した 本人です。帳票には、この人が日付の下に、設定 → テンプレートとレイアウト → レターヘッドの電話番号とメールアドレスとともに 印刷されます。
保存ボタンはありません。 上部に「保存済み」「保存中…」「未保存」の いずれかが出ます。それがすべての情報です。右側のプレビューが読み込めない ときは、そこに「プレビューを更新」という案内が表示されます — エディターのそのほかの部分は、そのまま操作できます。
明細を挿入する
右側にツールバーがあり、4つのブロックが並びます。テキスト、見出し、 明細、画像です。ブロックを押してから、帳票内の入れたい場所を押します。 プラスは末尾に追加します。ドラッグでも入れられます。
明細ごとに、摘要、詳しい説明のための詳細文を表示、画像を追加、 実測を追加、価格計算があります。検索タブからは、 マスタデータを引き込めます。計算モードが 総額のときは、単価が新しい数量に連動します — 数量を直接入力しても、 実測から入ってきても同じです。
実測は自動で計算します。1行ごとに説明と100+(5,1*4)/2のような 計算式を入れると、その隣に結果が出ます。その合計が数量になります。
明細に指定を付けるで、明細を代替、予備、予備(算入)に できます。算入されない明細は、税抜合計に入りません。PDF では、その金額が かっこ書きで表示されます。
また使いたい明細は、メニュー ⋮(行の操作)のマスタデータに追加で、 自社の価格表に登録できます。確定済みの帳票からでも登録できます。帳票の明細は そのまま変わりません。ダイアログの使い方は 工種と材料を登録するをご覧ください。
独自の明細番号
表の上にある≔ボタンで、自動採番と独自番号を切り替えます。独自番号に すると、「No.」の列が明細と見出しごとに入力欄になります。クリックして 変更し、Enterまたはフォーカスを外すと保存され、Escapeで変更を取り消せます。 最大20文字です。
新しく挿入した行、取り込んだ行、複製した行には、次の空き番号が割り当てられ ます — 「1」と「2」の間なら「1a」のようにです。同じ番号が帳票内に複数 あると、セルに「重複」と表示され、帳票を確定の際にも警告されます (確定そのものは止まりません)。GAEBまたはÖNORMから取り込んだ内訳明細では、 整理番号は変更できません。
税率と値引き
新しい帳票には、最初から税率が入っています。
- 小規模事業者ですか? タブ DATEV の小規模事業者スイッチがオンなら、 その0 %の税率が入ります。 日本では「0 % 小規模事業者(免税事業者、消費税法 第9条 — 1,000万円以下)」です。 イタリアでは、設定 → 会社 → 事業者情報の課税方式が設定されていれば、 それで決まります。イタリアの小規模事業者の制度は、簡易課税(regime forfettario)です。 空欄のときだけ、スイッチが使われます。
- そうでなければ顧客の税率。 顧客に独自の税率があれば、それが入ります。 たとえば輸出、ドイツの § 13b UStG によるリバースチャージ、カナダなら顧客の 州です。
- それ以外は、事業者の国の標準税率です。日本では10 %です。
カナダでは、顧客に州が設定されていない間、欄は空のままです。 アメリカ合衆国では、帳票は税額記載なしで始まり、ご自身で登録した税率から選びます。
スイスでは、小規模事業者の税率を使った帳票には税額の行も税抜合計の行もなく、 合計金額だけが表示されます。MWST登録簿に登録されていない事業者は、 税に言及してはならないためです(Art. 27 Abs. 1 MWSTG)。
下書きで宛先を変更し、税率に手を付けていなければ、税率も一緒に変わります。 ヘッダーカードにその旨が表示されます。ご自身で選んだ税率は、そのまま残ります。
税率は集計欄で、帳票全体に対して変更します。 明細ごとの選択はありません。 欄の名前は国の税の名前に合わせて変わり(ドイツ・オーストリアでは 付加価値税、日本では消費税、スイスではMWST、オーストラリア・ ニュージーランドではGST、アメリカ合衆国ではSales Tax、カナダでは 単に税)、選択肢には理由や州が付いています。たとえば「13 % HST (Ontario)」です。
税率がないと、合計のある帳票は外に出せません。 見積書も同じです。確定も、 下書きとしての送信も、下書きのPDFもできません。そのときエディターには、金額の 代わりに税率が未設定と表示されます。
税額を過大に記載すると、その分の納税義務が生じます。 ドイツでは § 14c Abs. 2 UStG によります。Zirko は警告しますが、決めるのはご自身です。
値引きを追加では、効果を選びます。「対価と税額を減らす」か 「支払金額のみ減らす」かです。これは細かい話ではありません。税務署から どう見えるかが変わります。
価格を伏せる — 外注先への価格照会に
同じ明細でいくらになるかを外注先に尋ねるとき、自社の価格は見せたくないはず です。そのために、見積書・概算見積書・注文請書の下書きでは、ダウンロード の中に下書きを調整してダウンロードという項目があります。
明細の価格、見出しの小計、合計金額のそれぞれについて、表示、 省略、記入用の線のいずれかを選びます。記入用の線を選ぶと、外注先は 印刷された紙に自分の価格を書き込めます。下書き自体は変わらず、PDFには下書きで あることが表示されます。ダウンロードがうまくいかないときは、ブラウザで印刷 を使ってください。最後に選んだ設定は、Zirko がこの端末に記憶します。
請求書は、常にすべての価格付きで送られます。そのため請求書にはこの項目が なく、確定済みの帳票にもありません。
GAEBとÖNORMを読み込む
GAEB入札データを読み込むは.x80から.x86までのファイルに対応し、 空の見積書にのみ読み込めます — 上限5,000件の明細です。アップロード中は ボタンに「{m} 件中 {n} 件目を送信中…」と表示されます。GAEBは ドイツとオーストリアの入札標準です。同じ手順で、オーストリアの標準である ÖNORM入札データも読み込めます。
長文には、発注者の補足テキストも取り込まれます。空欄の入札者記入欄は、 長文の中で下線の並び(____)として表示されます — 記入するのはそこでは なく、その直下にある専用のラベル付きの欄です。この入札者記入事項 — たとえば「Fabrikat: …」— は、その見積書から作られる注文請書、出来高 請求書、請求書に自動で引き継がれ、そこでも訂正できます。保存できなかった 欄には「未保存」と表示されます。
Zirkoの旧バージョンで読み込まれた数量明細書には、帯「新しく読み込む」 が表示されます。この明細書には、予備・代替明細のマーク、発注者の補足 テキスト、入札者記入事項が欠けています。入札を新しい見積書に読み込み 直してください — そうして初めて、文章・合計・提出ファイルが正しくなります。
記入の終わった見積書から、ZirkoはGAEB提出ファイル(`.x84`)を作成 します。作成できるのは、不備がすべて解消されてからです — Zirkoはそれを 一つずつ挙げます。たとえば単価の小数桁数が多すぎる、整理番号が重複して いる、などです。
ツールバーのファイルとチャット
検索の隣に、右側のツールバーには案件のファイルとチャットの タブがあります。項目は帳票内の場所へドラッグするか、キーボードで 「場所を指定して挿入…」から取り込みます。ファイルタブは、案件の ものと同じフォルダー構成を表示します。チャットから取り込んだ定型文には、 エディター上で出どころ — 送信者と日付 — が表示されます。帳票そのものには 表示されません。
今はできないこと
- 見積書のステータスはありません。 見積書が承諾されたかどうかを Zirko は 知りません。案件のステータスで管理してください。