出来高請求書は、工事の途中で受け取る支払いです。これで何かが終わるわけ ではありません。後で最終請求書が差し引きます。
何か月も工事をして、終わりにようやくお金が入るなら、それは発注者に資金を 立て替えているのと同じです。だからこそ建設では、出来高請求が例外ではなく 普通のやり方です。
出来高を請求する
見積書または注文請書を開き、関連付けて作成 → 出来高請求書を選びます。出来高請求書からは、後で 次の出来高請求書、部分最終請求書、最終請求書が作れます。
ダイアログには累計方式のチェックがあります。これが計算のしかたを 決めます。どちらも認められた方式です。
| 方式 | 帳票に載る内容 |
|---|---|
| 個別方式 | その期間の出来高だけです。2回目の出来高請求は、1回目を知りません。 |
| 累計方式 | これまでの出来高の合計から、過去の出来高請求分をすべて差し引きます。帳票には工事全体の進み具合が出ます。 |
累計方式は、公共発注者やドイツの VOB/B(ほかの国では、その国の建設請負契約法が適用されます) が想定しているやり方です。個別方式は より簡単で、小さな工事にはこれで十分です。工事の途中で方式を変えないで ください。 そうすると、どちらの請求書も正しくなくなります。
案件の元に入札がある場合、引き継いだ明細には、注文請書や請求書と同じ 入札者記入事項 — たとえば「Fabrikat: …」— がそのまま引き継がれます。 これらの記入事項がどう生まれるかは、 見積書を作成するをご覧ください。
最終請求書
最終請求書は、全体として何を行ったかを精算し、合計欄の 請求済みの出来高で、すでに支払われた分を差し引きます。残るのが 支払金額です。
この行は、帳票ごとに必ず確認してください。 出来高が一つ足りなければ 二重に請求することになり、一つ多ければその分を差し上げることになります。 確定した後は、取消でしか直せません。
部分最終請求書は、完了した工区を最終的に精算するもので、残りの工事は そのまま続きます。
保留金
最終請求書の合計欄にあります。種類は契約履行保証または瑕疵担保で、 これに支払期日を添えます。金額は支払金額から差し引かれ、未回収のまま 残ります。支払われたのではなく、留め置かれたお金です。
支払期日は、現実に合わせて設定してください。瑕疵担保の保証は5年に及ぶこと もよくあります。日付がなければ、3年後には、いつそのお金を請求してよいのか 誰も分からなくなります。
今はできないこと
DATEV 書き出しは、出来高請求書と最終請求書を含めません。 税率が混在する 場合と外貨の場合も同様です。これらの帳票をどう届けるか、税理士とあらかじめ 決めておいてください。そもそもこの書き出しは、ドイツの事業者だけのものです。